海の水は何故塩辛い?

昔、海の水が何故塩辛いのか、ということを車の運転中に先輩とした
事がありました。
 
先輩が川から絶えず淡水が流れているのに海が塩辛ままなのは
おかしいというのです
 
自分の意見としては川の水の中にも地表からとけでた養分みたいのがが含まれており
それが海に流れているので塩分の濃度が変わらないんんじゃないかなと
思っていました
 
しかし最近読んだ本にその答えが書いてありました
 
その本によると海の塩分濃度は太古の昔からほとんど変わらないそうです
基本的に海面と河川から蒸発する水の量と、海に流れ込む水の量は同じ量と
なっており差し引き0となっているそうです
 
では海水中の塩分はどのように決まっていったのか?その事に触れると少し長くなります
 
太古の昔、地表がどろどろのマグマに覆われていたころ(えぇ、そんな昔からの話になります^^)
地表は厚い水蒸気と、二酸化炭素に覆われていました。また活発な火山活動により
今もそうであるように空気中に二酸化硫黄や塩化水素などが放出されていました
 
やがてマグマの海(マグマオーシャン)は冷えて冷たくなりそれと共に水蒸気が雨となって
地表に降り注いできました。雨は空気中の塩化水素を溶かし強酸性の海ができてきました
 
強酸性の海は地表の金属成分(Na+,Mg2+,K+,ca2+)を溶かし結合して中和されていきます
この時にNaCl(塩)やMgCl2(塩化マグネシウム)等ができていきます
 
中和された海は空気中の二酸化炭素と結びつき、CaCo3(炭酸カルシウム),MgCo2(炭酸マグネシウム)
となり、これら炭酸塩は水に溶けにくい物質なので固定化され海底に沈んでいきます
 
K(カリウム)もKClとなりますが粘土質の鉱物に取り込まれ脱落していきます
 
こうして残ったNaClが海の塩辛さの原因であり、塩分濃度は3.5%と同じ割合を現在でも
保っています
 
これらの事は「なぜ地球が奇跡の星と呼ばれるか」という本に書かれていました
 
当たり前だと思っている事も調べていくと奥深くて面白いと思います
 
このブログは自分本意なブログですのでまた興味ある事がでできたら
書いてみようかと思います  (初めの意気込みはどこにいったのやら^^)