太刀洗平和記念館

前回からの続きです
福岡県、朝倉郡にある太刀洗平和記念館に行ってきました
 
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場所は小郡I.Cと甘木I.Cの間、国道500号線沿い、電車では甘木鉄道太刀洗駅のすぐ近くです
 
時間は気にしてなかったのですが、たまたま映画の上映開始時間と重なったため、入館して
すぐシアター映像を見る事にしました。映画の終了後、ボランティアによる朗読があり、太刀洗飛行場の
歴史や役割、当時の人々の感情などを語ってくれていました
かつての太刀洗は西日本における航空拠点として繁栄していましたが、それ故に米軍の大空襲を受け、
民間人を含め多くの犠牲者をだしたそうです。また、ここの飛行場は特攻隊の中継基地として多くの
特攻隊員たちを見送った場所でもあります。多くの人々が可能性を奪われ、また次の世代へ思いを託さな
ければならなかったかと思うと悲しくなってきました
 
館内には他に兵士達の手紙や遺書を紹介していたり、太刀洗大空襲の日に起こった悲劇、戦闘機の
進化等といったコーナーがありました。残念ながら館内で写真撮影の許可があるのは零戦だけでした
 
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展示されていたのは世界で唯一現存する零式艦上戦闘機三二型です。マーシャル諸島で発見されたのを
持ち帰り、日本の航空会社や、関係団体で修復されたとの事です。コックピットの中も撮影できます
 
戦後、77年近く経っていますが、多くの人にとって戦争は他人事だと思います。しかし確実にこの
悲しい過去はあった事であり、風化させてはいけない事です。太刀洗平和記念館にきて
平和の大切さを知ると同時に、亡くなった人の思いを考えると精一杯生きる事が亡くなった人への
礼儀かなと思いました。
 
色々考えさせられ、人によっても感想は様々だと思います。機会があったら是非一度行ってみたら
よいのではと思いました